資産を防衛することが極めて最高の投資になる時代
世間一般では、資産の10%を金(ゴールド)で保有すると良いとされています。
しかし、激動の時代では10%では通用しないとの認識です。
- 金融危機
- 戦争
- 想定外の自然災害
- 予定されているグレートリセット など、
この中、金(ゴールド)の評価はどうでしょうか。
私は、最も安全で価値が上昇する可能性が高いのが金(ゴールド)であるとの認識です。余談ですが、銀(シルバー) と金(ゴールド)の相対比からは銀の方が期待値は高いです。
この場合、資産保全に金(ゴールド)に変えておくことが最高の投資となります。
金(ゴールド)の長期チャートとなります。(1982-2021)
2000年頃に、金価格は底を打ち、様々な出来事を経て現在まで大局は上昇トレンドを描いています。
チャートをみると、2001.9.11 アメリカ同時多発テロ事件で上昇が確定いることがわかります。
1点おもしろい値動きがあります。リーマンショック後の価格推移をみてほしいのですが、
金(ゴールド)価格は、一旦下落しているのです。3000円/g→2000円/gまで。
その後、上昇に転じています。
今後予定されている金融イベントは過去にない規模感となるとされていることから、今回は極端に大きく下落する可能性もあることを前提としたメンタルを持っておくことは重要です。
ただし、現在においてはリーマンショック時と状況が違います。リーマンショック時は、銀行や企業を政府が資金をいれ救済しました。しかし、同じようなましてより大きな規模で何らかのショックが起こるとすれば、今回は穴埋めするものがなく政府の債務超過をも穴埋めすることができません。つまり中央銀行は信用再構築のために自ら多くの金(ゴールド)を買うことが予想されるため、価格はそのまま青天井に上昇のケースも想定できます。
資産のどれくらいを金に変えておくか。
私は、以前から半分以上をおすすめしています。もしくは、金融について理解がしっかりおありであれば、数年の生活資金を確保し、その余剰金は全て金に換えておくことをおすすめしています。
これまでの人類の歴史から、金融資産に価値がなくなったことはあっても、金(ゴールド)に価値がなくなったことはありません。これは古代から続いてきた人類と金(ゴールド)との関係、歴史から明確です。
ここで問題があります。
どうやって金を保有しますか?
現物は重たいので持ち運びは大変です。
現在の金価格で700万円で1kgのインゴットが1本。資産の半分以上を金に変えると、保管も大変です。万一災害等が起こった時、そのすべてを持って避難できるでしょうか?まず難しいと思いますし、延べ棒を何本も持って避難した話は聞いたことがありません。
それでは、金ETFはどうでしょうか。
よくおすすめされるのが金ETF(1540)です。しかしながら、ETFで保有する金は、証券会社のデータ上の数字でしかなく現物を交換することはできない上、ないとは思いますが最悪数字をリセットされてしまえばないものとなります。
では、田中貴金属で純金積立はどうかと考えます。
これもあくまで田中貴金属のデータ上で数字を積み立てているだけとなります。記憶に新しいと思いますが、田中貴金属に需要が殺到しかつ供給が追い付かなかったため、積み立てた金額を現物に換えたくても換えれないという状況が数ヶ月続きました。このニュースを見た時、噂では聞いていましたが、田中貴金属には顧客全員分の金は準備されていないんだなと実感しました。あと余談ではありますが大量に換金する場合は税制面で不利になることが多く、購入保有している個人資産情報が公的部署に管理されていることも気持ちのいいものではありません。
データや数字での金融資産に信用はないと頭の片隅にでもいいので置いていただき、ご自身の資産をしっかり守っていただきたいです。
以上のように、この激動真っ只中に個々人が資産を防衛していくためには、現物に換えておくことが必要な時代です。金地金でもいいのですが、私は金や銀で発行されたアンティークコインやモダンコインでの保有をおすすめしております。鑑定スラブに入っていれば、品質は保てる上、ひとつが30gくらいと小さく持ち運びが簡単。にもかかわらず、価値は数万円から数百万円、数千万円、数億円という価値を凝縮して保有できます。そして、その希少性から時を経て価値は上昇をたどるという理に適った資産防衛の手段となります。匿名性から個人情報、個人資産プライバシーを保てる点においても優れた資産防衛となります。
日本ではまだまだ知られていない資産構築の一つの手段であり、知的富裕層の方々は密かに持っておられます。まだお持ちではない方はぜひご検討ください。