現代のお札はお金ではない麻。お札の価値が刻々と減少する今だから読んで欲しい。
この写真をご覧ください。
左が1000円札 右が銀貨(1oz)
銀貨の品位は.999で31.1gありますので、
現在の銀価格でおよそざっくり3,000円の価値とします。
どちらが欲しいですか?
私は右一択です。
なぜなら、銀貨には銀の価値があります。これは、英国で額面2ポンドで使用できますが、日本国内では通貨としては使えません。ただし、銀.999が31.1gである事実は世界共通価値で評価されるため、日本でも銀地金価値として所有が可能です。仮に英国が破綻しようとも、この銀貨の価値は銀の価値として永遠に残ります。
左の1000円札3枚はどうでしょうか。
まずは素材。マニラ麻です。
これを和紙に加工しその上にインクで絵を描いた状態。
銀貨と比べてみましょう。同じく日本では1枚額面1000円で使用できますが、海外ではお買い物できません。仮に日本が破綻し信用がゼロになった場合、1000円札の価値は和紙の価値として残ります。製造コストは10円程度とされています。
資産保全を進めていくにあたり、この価値の考え方は重要です。
お札を選んだ方は、今一度、お札の価値についてよく知ることが最優先です。
お札に価値はあるのかないのか。
「お札は、みんなが価値があると思うから価値がある」
まさにその通り。
赤信号、みんなで渡れば怖くない。。。
よく言ったものですね。
紙幣には、兌換紙幣と不換紙幣があります。
昔むかし兌換紙幣は金銀と交換ができました。
不換紙幣はできません。
現在のお札は不換紙幣です。← 中身は空です。
と言うことで、半分冗談ですが、
現代のお札はお金ではなく、お和紙となります。
どうして不換紙幣が通貨として成立しているのでしょうか?
ポイントは『信用創造』にあります。
信用創造とは、身近では銀行で行われている行為となります。
「何もないところから」借り手の信用を担保にお金を生み出す。
簡単に言うと、
「銀行は、実際には手元に持っていないお金を、貸すことでお金を生み出します。」
重要なので、もう一度書きます。
銀行はお金を持っていなくても、あなたに貸すことができます。あなたに貸したと帳簿に金額を記載したと同時に、同額のお金が銀行に創られます。
そうです。
帳簿のルールがそうさせています。この帳簿のルールは遡ること300年以上、17世紀イングランド銀行ですでに活用されていました。信用創造は、銀行だけではなく政府の財政政策でも行われます。
信用が成り立っているから、このお札が機能しています。
信用が成立しないことが起こった場合は・・・。
多くの方は、お札に永遠の価値があると思っています。
お札自体に永遠の価値はありません。
2022年世界同時インフレを人類は経験しています。これからどうなっていくのでしょうか。一つ言えることは紙幣の価値は日々刻々と減少していると言うことです。
余剰紙幣の価値交換は必須と考えます。
アンティークコインやモダンコイン、ゴールド、シルバーなどの「現物資産を買う。」という思考ではなく、「紙幣をこれらの現物資産に換えておく。」と、お考えください。