ついに長期金利3%突破。誰もが 稼ぐ から 守る フェーズへ。資産防衛を考える
私はこれまで書いてきたブログの内容がある意味外れることを願っていました。
今年もブログで何度か日本10年国債利回りについて書いてきました。
その中で、私が一つの分岐点として見ていた数字があります。
3%です。
当時の私の予想では、そこへ到達するのは早くても2026年末、場合によっては2027年になるだろうと思っていました。
しかし、その予想は外れました。
方向ではありません。
上昇のスピードです。
9月1日、日本の10年国債利回りはついに3%を突破しました。
私が驚いたのは、「3%になったこと」ではありません。
市場が思っていたよりはるかに速く動いていることです。
そして、私が今一番気になっているのは、この上昇スピードです。
世の中には、まだ危機感はありません。
ニュースでは数分取り上げられ、翌日には別の話題へ移っていきます。
多くの人は漠然と、
「住宅ローンも払えている。」
「生活も今までと変わらない。」
「株価も大暴落していない。」
だから、
「まだ大丈夫。」
そう感じているのではないでしょうか。
しかし、金融の世界はいつも静かに始まります。
市場が先に反応する。
次に銀行が動く。
企業が動く。
最後に私たちの生活へ影響が及ぶ。
歴史を振り返ると、大きな変化は決してサイレンを鳴らして始まりません。
「まだ大丈夫。」
そう思っている時に、少しずつ進行していきます。
だから私は、今回の3%突破を単なるニュースとは見ていません。
これまでの時代が終わろうとしている合図だと考えています。
もちろん、3%を超えたから日本が明日明後日に危機になるわけではありません。
それほど単純な話ではありません。
しかし、一つ確実に言えることがあります。
お金のルールが変わり始めています。
そして、ルールが変わる時代ほど、多くの資産が入れ替わります。
これまで評価されてきたものが評価されなくなります。
逆に、見向きもされなかったものに価値が集まり始める。
歴史は、その繰り返しです。
私が今見ている数字は4%です。
もちろん、「必ず4%になる」と言いたいわけではありません。
ですが、3%までの到達スピードを見た今、「4%はまだ何年も先の話」と楽観視することもできません。
私が見ているのは、数字そのものではなく速度です。
もし市場が想定以上の速さで4%へ向かうなら、それは単なる金利上昇ではありません。
市場が、日本という国の信用、財政、そして将来に対して、これまで以上に厳しい目を向け始めた可能性があります。
そうなれば影響は、金融市場だけでは終わりません。
住宅ローン。
企業の資金調達。
不動産価格。
株式市場。
そして私たちの日々の暮らし。
時間差はあっても、必ず影響は広がっていきます。
私は今回の出来事を見て、一つの考えに至りました。
これから数年間は「稼ぐ」より「守る」の方が最重要になる。
もちろん、お金を稼ぐことは大切です。
収入を増やす努力も必要です。
しかし、どれだけ稼いでも、その資産を守れなければ意味がありません。
私は、これから一番怖いのは、
「資産が増えないこと」
ではなく、
「資産が静かに目減りしていくこと」
だと思っています。
インフレ。
円の価値の低下。
金利上昇。
これらは、一夜で資産を奪うものではありません。
気付かないうちに、少しずつ購買力を削っていきます。
銀行口座に1,000万円ある。
10年後も数字は1,000万円かもしれません。
しかし、その1,000万円で買える土地、住宅、食料、エネルギー、サービスが同じとは限りません。
数字は残っていても、価値は残っていない。
私は、それが一番怖いのです。
だから私は、現物資産を重視しています。
ゴールド。
シルバー。
価値ある土地。
農地や森林、水源。
そしてモダン/アンティークコイン。
もちろん、現物資産にも価格変動や流動性などのリスクはあります。
だから万能ではありません。
それでも私が現物資産を評価する理由があります。
それは、誰かが画面のクリック一つで増やせない物からです。
紙幣は発行できます。
国債も発行できます。
しかし、本当に価値のある現物は無限に発行することはできません。
希少性とは、時代が変わっても変わらない価値の一つです。
私にとって資産防衛とは、
今手持ちの自分の資産が何者によって支えられているのかを見直すこと。
それが資産防衛だと思っています。
もし、その資産が紙の信用だけで成り立っているなら、一度立ち止まって考える価値はあるかもしれません。
私はこのブログで、「明日、日本が危ない」と言いたいのではありません。
未来を断定できる人など、誰もいません。
しかし、一つだけ言えることがあります。
私は、3%までのスピードを見て、これまでより強い危機感を持つようになりました。
だから、みなさまがどうやったら資産を守りに入れるようになれるのか?ということを最優先に考えています。
数年後、このブログを読み返した時、
「考え過ぎだったね。」
そう笑って終われるなら、それが一番です。
しかし、もし歴史の転換点だったのなら。
あの時、何も行動しなかったことを後悔するより、
あの時から備えていてよかった。
そう思える未来を、私は選びたい。
だから私は今、声を大にして言います。
これからは、、どれだけ稼ぐかよりも、どれだけ守れるか、が問われる時代です。
誰も守ってくれません。
自身が動くか動かないか。
紙の数字ではなく、時間が経っても価値を失いにくい現物資産そのものへ少しずつ移していくこと。紙の信用に紐つくだけものは減らしていくこと。
今回の長期金利3%突破は、私にとって単なる経済ニュースではありません。
時代が静かに変わり始めたことを知らせる決定的なサインだと受け止めています。
そのサインを、ただのニュースと聞き流すか。
それとも、自身の資産を見直すきっかけにするか。
数年後、その違いは決して小さくないと、私は考えています。