お金が大好きな人は読まないでください。札束を手放したくなりますので。

私たちは日々、紙幣を「お金」として当然のように受け入れています。

しかし、紙幣の価値が目減りしている現象があらゆるところで起きています。

この記事では、紙幣の価値が薄れている具体例を挙げ、その影響や、近い将来どんな苦労が待っているのかを解説します。読み終わるころには、紙幣を手放したくなっているかもしれません。

 

以下は、紙幣の価値が目減りしていることを示す事例の数々です。

どれも日常的に起きていることで、実感されているかとも思いますが、

もはや無視できない現実です。

 

紙幣の価値がなくなっていることを示す30以上の事例

  1. 株価の上昇
    実体経済が成長していなくても株価が上がるのは、紙幣の価値が無価値に向かって下がっているからです。

  2. 暗号資産の価格高騰
    暗号資産と呼ばれるものが上昇しているのは、法定通貨への信頼が薄れているから。=紙幣の価値が日に日になくなっている。つまり、紙幣に価値を感じ無くなっている人が多く出ているということ。

  3. ゴールドの価格の急騰
    ゴールドは「究極の価値の保存手段」として買われ、紙幣価値の減少を明らかに反映しています。哀れなことに、紙幣を発行する中央銀行がゴールドを買い集めている始末。滑稽。

  4. 銀やプラチナなど貴金属の需要増加
    通貨インフレへのヘッジとして購入が増えています。ゴールドに限らず、貴金属への交換は必須。

  5. 不動産価格の異常な高騰
    家賃や地価の上昇は、紙幣で貯めることへの不安を象徴しています。貯金よりいいかもしれませんが、実体の価値の見極めが必要。

  6. 有名絵画のオークション記録更新
    芸術品が通貨の代替として見られる時代に突入。

  7. アンティークコインの高騰
    歴史的価値のあるコインが、紙幣以上の価値を持つと見なされています。

  8. 時計やジュエリーの価格高騰
    特に限定品や希少品が、資産保全の手段として選ばれています。

  9. 食料品価格の上昇
    基本的な生活必需品の価格さえも上がり続ける現実。信用がなくなった無価値の紙幣では食料は買えない現実がくるのも時間の問題。

  10. 新車・中古車価格の高騰
    新車が手に入らない状況で、中古車の価値が上昇。必要であれば、早めにが吉。基本価格が下がることはないでしょう。お金の価値が無くなっていってるのですから。

  11. 世界の名門大学の学費上昇
    トップ名門の学歴の価値が上がる一方で、紙幣の価値が相対的に大きく下がっています。

  12. ブランド品の価格上昇
    高級ブランド品が紙幣以上の価値保存手段として人気。貯金しているより、ロレックスやバーキンに換えておく手法。

  13. デジタルコンテンツの急成長
    NFTやデジタルアートが価値保存の力を持つ時代、不換紙幣は古い概念に。

  14. 食料自給率を上げようとする人々の増加
    自給自足が重要視される中、紙幣はその価値を減じています。いざという時、紙幣では計れない信用が際立つ場面。

  15. エネルギー価格の上昇
    石油やガス、電力料金が高騰する中で、紙幣は追いつけません。ライフラインに紙幣の価値が追いつかない事態も想定しておくべき。

  16. インフレ率の上昇
    物価が上がる一方で、言わば、紙幣の力はインフレには敵わず無力へ向かっています。貯金の価値は無くなる一方。インフレはある時点から急加速する性質があり。現に、パンは小さくなり販売価格は上がり、実質200円。つい100円の時代から2倍になりました。そのうち、パン1個500円でも1000円でも買えなくなる可能性あり。

  17. 中央銀行の大量印刷
    QE(量的緩和)による通貨の過剰供給が紙幣価値を希釈。およそ70年に渡る裏付けのない信用創造による紙幣乱用の終焉は真近。信用をもとに無から無限に発行し続け、世界的なインフレはストップの気配なし。そしてそのツケは我々の税金。

  18. 米ドルの基軸通貨としての信頼低下
    国際取引でのドル離れが進行。裏付けのない米ドルは終了へ、そして、付属の円も同じ道。世界同時、法定通貨の失態。

  19. ロシアや中国を先頭に各国の金保有量の増加
    不換紙幣から金へ移行する動きが国家レベルで進行。今の金融は崩壊します。つまりは、生きている内に、再び、金本担保位制(改良版)へのステージへ。

  20. 中小企業が暗号資産での決済を導入
    法定通貨以外の決済方法が選ばれるように。これまでの手数料による搾取構造の決済は時代遅れに。気づいた企業は、紙幣ではなくコストのかからない決済手段の模索へ。

  21. ベーシックインカム
    ベーシックインカムの導入とそれに伴う無制限の通貨供給は、一見すると「安心」を与える政策に思いがちですが、現実には紙幣価値の希薄化という深刻な問題を引き起こします。加減が及ばない場合、貯金は紙くずと化し、インフレの中で生活の質が低下する可能性が高いのです。

  22. アートや音楽の投資対象化
    デジタルアートやNFTが通貨の代わりに取引される時代。これはまさに、紙幣は、古い価値基準と突き放された瞬間であり、新しい価値基準の創造。今の紙幣より価値が高い。そして、希少性から価値保存の能力有り。

  23. 農地や森林、水源への資金の流れ
    実物資産に価値が集中。特に、水源付きは希少。紙幣以上の価値があることは確実で、賢い人ほどここに紙幣を交換している。

  24. 食料危機の懸念
    不換紙幣では食料を確保できない状況が見え始めています。紙幣に価値がなくなれば、食料供給してもらえる人間関係の構築がない人、どんなにお金持ちであっても、それはお金の力では入手することはできないでしょう。

  25. 主要国の財政赤字拡大
    政府が借金を膨らませ、通貨の価値を下げ続けています。もう何年続いていますか?

  26. 人口減少と労働力不足
    人口減少と労働力不足は、経済全体の生産力を減少させ、通貨の価値を支える基盤を脆弱にします。この流れが続き、通貨は購買力と信用を失い、実質的な価値を保てなくなります。貯金は無意味に。

  27. 資産担保制通貨のデジタル化
    まさに不換紙幣が不要になるデジタル通貨の導入が進行。通貨のデジタル化は、紙幣を時代遅れの存在に変え、加速的に価値を失わせる大きな要因となります。

  28. 先進国の高齢化による医療費負担増加
    高齢化による医療費負担の増加は、通貨の信用と価値を支える基盤を弱体化させます。政府が財政赤字を埋めるために通貨を増刷し続けると、インフレや通貨安が進行し、紙幣の購買力が急速に低下します。

  29. 災害時の物々交換事例の増加
    世界各国で事態に関係なく、紙幣を使用せずに物資の交換が優先される事例が増えています。

  30. 再生可能エネルギーへの本質的価値の移行
    再生可能エネルギーへの移行は、エネルギーそのものが「価値」となり、新しい価値基準の1つであり、個々人がブロックチェーンを利用し新しい通貨価値基準として定着します。

  31. 生態系保全や自然資本への資本の流れ
    長期スパンでみる環境への投資などが新たな価値基準となり、銀行に貯金といった価値保存はかなりの時代遅れとなり存在感は無くなる一方へ。 

 

このような事例が増えているのは、「裏付けのない紙幣が溢れかえった結果、通貨の価値が目減りし続けている」という事実を明らかに反映しています。

 

 

紙幣の価値がなくなるとどうなる?近い将来、備えない人に待っている苦労

 紙幣の価値が失われた場合、貯金だけを頼りにしている人にどのような影響があるのでしょうか?

 

① 貯金の価値が目減りする

インフレが進むと、同じ金額で買える物やサービスの量が減少します。例えば、今1万円で買える食料品が、1年後には2万円以上必要になる可能性が十分にあります。また、インフレの迷惑な性質に、ある時点から加速し始めることがあります。近年ではジンバブエが経験したことを見れば一目瞭然。銀行口座に眠っているお金は、ただの「紙切れ」同然です。

 

② 生活必需品が手に入らない

 特に輸入に依存する国では、エネルギーや食料の価格が急上昇します。円安や資源不足が加速すれば、紙幣で必要なものを手に入れることがますます難しくなります。小麦、トウモロコシ、油、肉、乳製品、魚介類に果物、電気、ガソリン、トイレットペーパー、ティッシュ、プラスチック、袋、医薬品、スマホ、家電、建築資材などなど。これらがせっかく貯金した紙幣で買えないとなると本当に辛いですよ。

 

③ 年金や社会保障の実質価値が低下

高齢者が頼りにしている年金の価値もインフレで目減りします。支給額が増えないまま物価が上がれば、生活費が足りなくなります。今まさに実感の域ですね。

 

④ 給与が物価に追いつかない

インフレにより物価が急上昇する一方で、一般的に給与の伸びはそれに追いつくことはありません。結果として、実質所得が減少し、生活がさらに苦しくなることが目前まで来ています。

 

⑤ 通貨リセットのリスク

インフレが極端に進行すると、政府が通貨をリセット(デノミネーション)し、資産の一部が没収されるリスクもあります。現に日本では、過去に2回、1871年と1946年に大規模な通貨リセットを実施しました。およそ70~80年ごとに大きな経済的・社会的変化が発生した傾向がありますので、そろそろでは?と対策しておく必要はあります。しかも今回起こるとすれば、世界同時版、基軸通貨から金融の仕組みから変わらざるを得ないとみています。

 

どうすれば資産を守れるのか?

 紙幣価値の減少に備えるためには、以下の行動が有効です。

 

 ① 実物資産を保有する

金(ゴールド)や銀(シルバー)、不動産(*投資マネーが流入していない物件)、暗号資産(*実用性が高いものを見極める必要有り)、絵画やアンティークコイン、ワインやウイスキー、高級時計やクラシックカー、森林や農地など、紙幣以外の形で資産を保有する。

 

 ② 生活基盤を整える

 足るを知る。生きるために必要なものは、思うほど多くない。

 自給自足の力を高める。

食料やエネルギーの備蓄を進め、生活コストの影響を軽減する。

 様々な生産者様との良好な関係を構築。

 

③ 知識をアップデートする

 新しい知識をアップデートすることで、日々の選択が賢くなり、時間やお金を上手に運用でき、生活の質が向上します。

•将来の不測な変化に対して柔軟に対応できる自信がつきます。安心感を得ることがきます。

 

④ 資産保全のために分散を図る

全ての資産を銀行預金一択に依存せず、目の届く様々なアセットに分散をする。

 

 

結論: 紙幣を「手放す」選択を。

2025年を迎え、紙幣の価値は明らかに薄れており、私たちの資産や生活に大きな影響を及ぼしています。

貯金を頼りにしているだけでは、未来の不安に対応することはできません。

まだ遅くありません。紙幣に執着せず、学校や社会では習わなかった新しい資産形成の方法を模索すべき時です。

先を見据えた人は、貴金属やアンティークコインなどの現物を所有はもちろん、

さらには未来に価値を生み続ける地球再生自然資本へ、生態系保存の仕組み、そして再生持続可能なエネルギーへ、これらは無形ながら、将来の人類に必須となる共通価値へと資金を流しています。

紙幣がただの紙切れに見えるように、例えば紙幣がもはやティッシュペーパーにしか見えなくなるくらい、何度も何度も思考してください。(紙幣の価値が無くなった時には、実際に一万円札よりトイレットペーパーが高くなりますよ。)

紙幣のみで資産をストックしておくことが、どんなに危険なことか、感覚的にでも伝わってましたらたら幸いです。

明日にでも、紙幣を手放し、価値のある資産を保有することに行動しましょう。それは、もはや自然な決断です。