知的富裕層が秘かに買い進める現物資産 アンティークコイン

さまざまな現物投資による資産運用がある中で、近年注目が集まるアンティークコイン。

 

しかしながら、その価値を知っている人は、まだまだ多いとは言えない。

 

知らない人の多くは、なぜアンティークコインが注目されているのか、実際にその理由を調べたことがないといいます。もしくは、調べようにもニッチであるがため知人に聞いても正確な情報に辿り着けない上、止めとけ、といただくのが現状とのこと。

 

しかし、富裕層の中でも知的好奇心が高い富裕層は、『秘かに』買い続けています。

 

この『秘かに』というところに妙味があります。

 

アンティークコインが真に有望な現物資産であると気づいた富裕層は、コインの収集を始めますが、自身が満足いく収集が完成するまで知人に広く話そうとしません。収集するにあたりライバルが増えては目当てのコインを安く買えないばかりか、コインの発行枚数や現存数は限られているため入手が困難になる一方です。

例えばですが、有名な芸能人やアーティストがアンティークコインを現物資産として収集していると発言したならば、瞬く間に周知になり、新規参入者は一気に増えメジャー化するでしょう。コインは減ることはあっても増えることはない性質のため、需要と供給のバランスが一気に崩れ、一瞬で価格は上昇します。これでは、収集中の身であれば本末転倒の事態です。

また、希少コインを入手できた場合も、様々なリスクを考慮し、誰に言う事もなく、それはひっそりと秘蔵品となります。秘蔵品となったコインは、よっぽどのことがない限り市場に出てくることはなくなります。

 

これらの心理が、富裕層の間でもなかなか気づく方が急速的そして爆発的に増えない要因のひとつになっています。

 

要するに、このアンティークコインを資産形成に活用していくには、

自らが情報を取りに行き知識を深めるしか方法がなく、

不足すれば辿り着けないという、まだまだチャンスが多く、知る人ぞ知る市場であることは間違いありません。

 

 アンティークコインの中でも、ヨーロッパ王侯貴族たちが家宝として代々相続してきたコインは、歴史的価値が極めて高く、貴族末裔の何らかの事情によりオークションに出品されれば、たちまち億単位の価格で取引されることもあります。

地金インゴットや地金型コインは、確かに目方通りの世界共通の時価で取引はできますが、その価格以上で買い取ってもらえることはありません。しかし、アンティークコインは、人気で状態良く希少であればあるほど、価格はどこまでも競り上がっていきます。さらにいえば、徐々に市場が広がり求める人が増えていく分、希少性はさらに高まる一方となります。この実態において、値崩れしにくい性質が成り立っており、資産運用のプロたちも気づくや否や資産形成に加えていっている現状がここ日本でも着実に始まっています。

 

これから始める方は、焦ってはいけません。まず、最低限の知識を付けとりくむことが重要です。下記を読んでいただければ、大まかな情報はインプットできますので参考にしていただければと思います。

「アンティークコインとは」

とはいえ、わたしは知識をつける前にとりあえず買ってしまう性格です。コインを一度も手にしたことがない方は、予算内で安価なものを購入してみるのもいいです。身銭を切ってコインを手にしてみると自分に合っているのかどうか直感があります。この感覚を味わってから探求、知識を深め、収集に取り組み始めるのもいいと思います。知的好奇心いっぱい刺激的な迷宮へ。