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FRB元財務長官イエレンの発言 そして 個人資産はどうする

言わずと知れた世界最大、世界120ヶ国500万人の経営者やビジネスマンに読まれている英文ビジネス誌『FORTUNE』。ここに2021年4月6日に記載された一部が興味深いです。

FRB元議長・財務長官イエレンが発言した内容に注目します。

  • 新世界秩序の準備ができている
  • 1944年ブレトンウッズと同じ状況
  • 数ヶ月から数年以内に実施する

 

以下、抜粋です。

 

 Treasury Secretary Janet Yellen is prepared to build a new global economy from the ground up, a new, restructured world order.  

ジャネット・イエレン財務長官、新たな世界秩序、新たな再構築された世界秩序をゼロから構築する準備ができています。

 

 to 1944’s Bretton Woods Conference, a meeting that redefined the international monetary system after World War II and created a new world order.

第二次世界大戦後の国際通貨システムを再定義し、新たな世界秩序を構築した1944年のブレトンウッズ会議になぞらえて語りました。

 

 “Though it was a different time, I empathize with the enormous weight they faced; the pressure to come together after a global catastrophe in building an enduring and interconnected system aimed at promoting peace and prosperity throughout the world,” said Yellen. “Our current juncture is no less significant—what we do in the coming months and years will have profound impacts on the trajectory of our country and on the global economic order.”

"世界的な大災害の後、世界中の平和と繁栄を促進することを目的とした永続的で相互に連結したシステムを構築するために団結しなければならないというプレッシャーでした。"私たちの現在の状況も同様に重要です。今後数カ月、数年の間に私たちが行うことは、わが国の軌道と世界の経済秩序に重大な影響を与えるでしょう」。 

 

 It is about making sure that governments have stable tax systems that raise sufficient revenue to invest in essential public goods and respond to crises, and that all citizens fairly share the burden of financing government.”

それは、政府が安定した税制を持ち、必要不可欠な公共財への投資や危機への対応に十分な収入を得られるようにし、すべての国民が政府の資金調達の負担を公平に分かち合うことです」と述べています。

以上

 

1944年ブレトンウッズ体制とは、第二次世界大戦後、疲弊混乱した世界経済の安定化を目的とし、国際通貨基金(IMF)と国際復興開発銀行(IBRD)が設立され、金本位制のもと米ドルを基軸通貨とした固定為替相場制です。金1オンス=35USドルで固定したものでした。この時日本円は1USドル=360円、1970年まで高度経済成長を実現しました。その後1971年ニクソン・ショックを迎え、ドルと金の交換停止を決定、ブレトンウッズ体制は終了し現在に至ります。

 

以下、私の勝手な解釈となりますので、予めご了承ください。

 現状まさに「第二次世界大戦」=「コロナ」であり、国民の命を大義名分に圧倒的な金融緩和を実施、各国の多額な財政赤字は一目瞭然であり、誰もが財政破綻を心配しているのではないでしょうか。

今回のイエレンの発言は、このブレトンウッズになぞらえた内容であり興味深いです。このまま各国を財政破綻させることはできないとし、準備できているという新世界秩序という新体制に移行させる計画があるとみて取れます。

 上記抜粋した以下の文はどのように解釈できるのか。

『政府が安定した税制を持ち、必要不可欠な公共財への投資や危機への対応に十分な収入を得られるようにし、すべての国民が政府の資金調達の負担を公平に分かち合うことです』

言い換えれば。新世界秩序では、国民のために必要であれば資金はどれだけでも供給される。それには、確実な徴税が前提であり、国民は国・政府が必要とし借りた資金は税金として支払うこと。

新世界秩序とは、IMFを中心に金本位制とMMT理論を基に計画されているのではとささやかれています。だからどうというこではありませんが、各国の財政状況は明らかに問題であるにもかかわらず、メディアでも見て見ぬふりをされており、今後タイミングをみて議論されていくでしょう。新世界秩序、大きく世界の枠組みが変わろうとする中、我々にできることは、戦後1946年1947年日本で実施された財産税や新円切替、1933年アメリカで金地金を持つことは違法とされ強制没収されたなどの歴史を教訓に、個人の財産をいかにして守るのか真剣に考える必要があると思います。

アンティークコインやモダンコイン古代コインは没収されたことはなく、資産保全のひとつの手段として活用しない選択はありません。


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