ゴシッククラウンの値動きを目の当たりにコイン投資とどう向き合う
2023年も、あともう少しとなりましたね。
様々なコインが、オークション記録を更新しております。
今回ピックアップするゴシッククラウン。
初めてゴシッククラウンをコレクションに入手した方、または投資されていた方には、
2023年のレコードは、まさにコイン投資、現物資産の恩恵を感じられてウキウキではないでしょうか。
今回、
ヘリテージオークション2020年から2023年にかけての、
ゴシッククラウン UNDESIMOエッジのグレード別、
値上がり率を出してみました。
1847年ゴシッククラウンdetails $2,760 → $4,560 165%
1847年ゴシッククラウンPF55 $3,320 → $7,800 235%
1847年ゴシッククラウンPF58 $5,040 → $8,100 161%
1847年ゴシッククラウンPF60 $5,280 → $10,200 193%
1847年ゴシッククラウンPF61 $9,000 → $17,400 193%
1847年ゴシッククラウンPF62 $13,200 → $19,200 145%
1847年ゴシッククラウンPF63 $22,800 → $26,400 129%
1847年ゴシッククラウンPF64 $31,200 → $37,200 119%
こうやって見てみると、何かお気づきになることがありませんか?
コイン投資で一般的な通説と真逆の活況。
一般的には高グレードの方が値上がりする。
コインショップでも、より高グレードを勧められることがあると思います。
確かに、キズや摩耗が少なく美しく、残存数も少なく鑑定枚数もより少ないコイン、所有欲も満たされ優越感さえも感じられるかと思いますので、良い選択です。
しかし、コインを投資と割り切る場合においては、必ずしもそうではないということを理解するのに、今回の事例を知ることはいい機会だと思います。
2020年〜2023年にかけてのゴシッククラウンでは、
俗にグレードが低いとされるPF61以下の方が、値上がり率は良かった。(避けられがちなdetailも高パフォーマンスですね。)
うーん、これは困りますね。
2020年にPF64を1枚ゲットした方より、PF55を10枚集めていた方が…。
その含み益の差は歴然。
PF64×1 は、$6,000
PF55×10 は、$44,800
両者2020年に投資した資金は、さほど変わらずおよそ$32,000 。
さらなる恩恵も↓
外国為替相場2020年ドル円の平均は105円ですから、2023年12月為替相場約145円の恩恵約140%もありガッツリいただけたことになります。
3年経過し、その差はなんと$38,800、日本円で約562万円(ドル円145円)、これだけ収益に差が出ていることになります。
概算ではございますが、無視はできないかと。
どう考えますか、これから。
ゴシッククラウンを今回取り上げましたが、
他にも同じような価格推移をするコインは現れると思います。
すでに初動があるコインも数点見受けられます。
ゴシッククラウンに現れた初動と経過を観察すれば、次なるコインも高確率でヒットできるかと思います。
誰も気づかないうちに発見してコツコツ収集しましょう!