2022年ドルの力が左程及ばない国々で金取引活発化続く ドル基軸終焉へ向けて

 2022年7月に金(ゴールド)についていくつかニュースがありました。

世界の流れは、ドル基軸から新金本位制で変わりはないようです。世界の基軸通貨の変化とは、人類全員にかかわる大きな変化となります。事実として表に出てきたニュースを点として押さ方向性の確認作業です。

 

・インド 初国際地金取引所が開始(金で取引)

・インド 金準備高過去5年で36%増 銀の輸入量昨年の3倍 

・ナイジェリア 西アフリカ初の金取引開始

・サウジアラビア 金精製所設立へ

・ジンバブエ 初めての金貨発行 11月には一般市民向けに小額単位の金貨をリリース

・新興国の中央銀行の金買いは活発継続中

 

  そして、 

・JPモルガン貴金属トップトレーダーが市場操作容疑で有罪判決

 

金価格を決めているLBMA と COMEX のペーパートレーディングゲームが根幹から崩壊しない限り現状に変化はありませんが(いきなり止めれないのはわかります)、貴金属のペーパー市場が禁止となれば、貴金属の価値取引価格が本来の姿に戻るのは必然であり、この場合、金(銀)価格は上昇です。

 

上記のニュースからも、ドルの力が大きく及ばない国々からではありますが、ドル基軸の終焉と着実に新たな金本位制へ向けて準備が進んでいると見て取れます。

 

引き続き、個人資産ポートフォリオは金銀など貴金属にシフト継続でよいとお思います。地金型は換金性は高いものの、換金時に、身分証明書の提示、今後税率増への変更の可能性もあることは注意点です。これらを最も合理的に回避可能に近づけてくれるのはアンティーク・モダンコインとなります。