相次ぐ米国銀行の倒産。何を学びますか?どう行動しますか?

米シリコンバレー銀行破綻に続きシグネチャーバンクも破綻。

詳細については様々なメディアでまとめられていますのでここでは割愛します。

簡単には、信用不安の高まりによる取り付け騒ぎによる破綻。

これを受け米国では例外措置を発表しました。

預金は全額保護される展開となり、マーケットは安堵の雰囲気です。

「預金者は保護します。投資家は保護しません。」

というスタイルは示されたこともあり、投資家としては安楽な気持ちではないでしょう。そもそも、利益は私有化し損失は社会化などとこのような思想とは訣別すべきです。

 2008年9月15日に米国投信銀行リーマンブラザーズ銀行が経営破綻し、この影響で月日をかけ株価は大暴落していったことは記憶に鮮明だと思います。その後、異次元の金融緩和を実施し、無限に溢れかえるマネーにより実態は伴わず株価は回復、そしてコロナショックでもさらに人類が経験したことのない規模の金融緩和を世界各国一斉に・・・。

もうこの手法に限界が来ていることは、誰もが気づき始めたことと思います。

1971年金本位制が終わり、価値の裏付けのない紙幣をお金とし信用創造で成り立ってきた金融、世界経済。

今回の破綻をみても、このシステムにいよいよ終焉は近いと感じます。

信用創造で成り立つ今の金融システム、最大の急所は信用不安。

今回の破綻から何を学びますか?

株価が下がったのでラッキー!マネーをつぎ込むチャンスだ。。

なんてことを、アベノミクスの延長の感覚でまだやっていませんか。

本当にこれでいいのでしょうか。

価値のない日本銀行券を増やし銀行に保持して安心?

本当に安心できていますか?

国民が一度に銀行に対し不安になったら、

銀行へ引き出しに行くことでしょう。

しかし、銀行には国民全員分の紙幣の枚数ありませんから引き出すことはできませんよ。

致命傷となる前に、今一度、資産管理を見直しください。

テレビやラジオでは教えてもらえません。

ご自身の資産管理は誰かに頼り任せるのではなく、ご自身で情報を取りに行きご自身の頭で考え行動するしか術はありません。

他の国々の大手銀行に然り米国そのものの破綻も懸念されている昨今、ここからどういう展開になるか分かりませんが、世界を巻き込む新たな金融危機がスタートした可能性が高いです。金融リセットも視野に備えておくことが大事です。