コインの売買のタイミング

福岡でも、桜の開花を10日くらい早くむかえております。
過ごしやすい季節になりました。

 

さて、本題です。

①コインを売るタイミング

王道は、5年~10年の長期保有後が基本となります。購入後、コインによっては踊り場をむかえたりする場合もありますが、コインは数が増えないため時間を味方に価値上昇していくことがほどんどです。30年前に人気のないコインを多く購入し、ここ10年の間に大きな利益で戻ってきたという実話があります。人気はないが状態はある程度よく安価なコインでも集めていれば、20~30年のスパンで、リスクは極めて低く投資対象として実績を証明しています。高鑑定であればなおさら有望です。日本ではまだまだ知られていない投資法であり、今後さらなる市場拡大にともない、数が増えない現物コインの価値がどうなっていくかは容易に想定ができます。

次は短期の場合になります。購入して短期間の間に、価格が上昇していると感じる場面がきた場合は、その最中にすばやく売り抜けて利益にしてしまうことも一つの手です。ただし価格が上昇しているから最高値で売り抜けたいと考えるのはNGです。相場の格言はコインも共通、例外を除き「頭と尻尾はくれてやれ」です。例外とは、世界で人気で数枚しかない最高鑑定のコインです。

短期でうまく利益が出せた場合は、その増えた資金を次のコインに変え、コレクションを入れ替えしながら資産を増やしていきましょう。

 

②コインを買うタイミング

コインの価格は、世界中のオークション価格を基準とされていることが多いです。ただしオークション価格は場合によってはコレクターの熱狂によりどこまでも上がっていくことがあったり、もしくは突然人気が集まるコインはその特定の期間だけオークション価格が上がる場合があります。オークションで買う場合、この2点の見極めは初じめたばかりの頃は難しいと思います。コインショップの販売価格もオークション価格に連動し上昇していきます。どうしても欲しいのであれば、上昇局面で購入してもいいですが、もし直感で高いと違和感を感じる場合は、一旦冷静になり情報収集し相場を客観しましょう。

相場というものは、上がったらどこかで下がってきます。コイン全体でみれば価格は右肩上がりで上昇していますが、コイン個別でみれば個性ある値動きをしていてとても興味深いです。要するに、価格が落ち着いてきたところで購入することが、リスクがすくない買い方です。落ち着いた価格で入手できたコインの目先の出口戦略は、事前に付いた高値になります。
 例えばロイヤルミント発行スリーグレイセス2オンス金貨が、2月下旬発売後650~700万円で取引されましたが、3月中旬相場に加熱感が落ち着つき550万円で販売するショップが出ました。550万円で購入もしくは500万円を待ってみてもいいと思います。この価格で入手できた場合、長期で出口650万円~700万円は固いです。短期で換金が必要になった場合は550~600万円で売却もありですし、売却の必要がない場合は相場が高値700万円を超えても保有し続け、含み益を大きくしていくことも可能です。

いかがでしょうか。ただひとつ言えることは、コインへの投資は余裕資金を投入し、時をゆっくり過ごせることが前提にあると思います。