ハイパーインフレを経験したジンバブエが新金担保制 自国通貨を発行した 興味深い
ジンバブエのハイパーインフレについての記事は過去ブログをご参照ください↓
https://first-sovereign.jp/blogs/blog/hyperinflation-zimbabwe-realassets
ジンバブエは、2024年4月8日 金に裏付けされた自国通貨ZiGを発行しました。
実際にZiGは、金以外に外貨や他の貴金属、貴重な鉱物も裏付けとされています。
この多様なバスケットは、金価格の変動リスクを分散できるので良いと思います。
ZiG 紙幣と硬貨は 1、2、5、10、20、50、100、200 の額面で発行され、銀行を通じて流通しています。
国民は21日以内に新しい紙幣 硬貨に両替する必要とありますが、銀行窓口の対応は大丈夫なのでしょうか?
またコイン不足が起こることは想定されており、クォーターやハーフコインも発行予定とのこと。
ジンバブエ中央銀行は、金保有2.5トンからの出発。
まぁ足りないでしょうが。
ジンバブエには、金 ゴールドがたくさん眠っています。
その埋蔵量はアルジェリアに次いでアフリカ第2位。
その他にも、ダイヤモンド、プラチナ、クロム、石炭が埋蔵されています。
レートは、【市場によって決定される為替レート】を採用。
市場によって決定される為替レートとは、
中央銀行つまり政府によって人為的に設定されるレートではなく、
市場で取引を行う人々の間での需要と供給によって自然的に決まるレートとなっています。
実際の市場主導のメカニズムにより、ZiGの価値が形成されていくことは、
経済状況がそのまま反映し、レートはより透明で、通貨の信頼性は向上するでしょう。
実際に、最初の取引週に米ドルに対して1.1%上昇しました。
インフレに悩まされてきたジンバブエにとって、まさに希望。
自然的に任せるので、安定するまでには数ヶ月から数年はかかると思います。
ドル系が主に流通していましたので、現実に、脱ドル ドル排除に向けて確実に前進しているのは、かっこいいですよね。
金だけではなく他の資源等をも裏付けにするZiG。
通貨に対して信頼、安心を揺るがないものにするためには、
多様なものへの裏付けの透明性、誰もがいつでも可視化できる必要もあるでしょう。それにはブロックチェーンへの記録が必須。
金本位制とブロックチェーンの相性は抜群。
この新金本位制に使用されるであろうブロックチェーンを見つけ投資しておくことも資産構築の大きな柱になることと思います。
国によって様々ですが、通貨の評価替えが着実に進んでいます。
次は、目に見えて進んでいるイラクでしょうか。
さて、日本はいつでしょうか。
今の金融システムをリセットしてかでしょうから、うーん。
日本も金に紐つく日もふたたびやってくるでしょう。
表向きまだですが、裏では紐ついた円で貿易してるようにも見えますが。
まぁ、備えを済ませておけば、
いつリセットとやらが起ころうとも、
お気楽なんです。
備えはできていますか?
金地金、銀地金だけで大丈夫ですか?
これからもっともっともっともっと多くの人々が、現物資産へ動きます。
先回りです。備えてお気楽に過ごしましょう。