チベット仏教と自然信仰が見事に融合した銀貨、1937年発行の3スラン。
本品が発行された1937年、チベットはまだ自らの文化・信仰・貨幣制度を持つ独立した世界でした。壮麗なヒマラヤを背に、チベット仏教が息づくこの地には、自然と神聖が溶け合う“精神の王国”が存在していました。その時代に生きた人々の手に渡り、祈りと共に刻まれたのが、この3スラン銀貨です。
神聖なる雪山を背に、チベットの守護獣「スノーライオン」が力強く描かれています。
スノーライオンは恐れを知らぬ勇気と純粋さの象徴。後背の三峰は仏教の三宝(仏・法・僧)を示すともいわれ、宗教的・精神的な意味が濃く込められています。
裏面には、八吉祥(アシュタ・マンガラ)のひとつ「宝壺(バンチュグ)」が大きく刻まれ、繁栄と無限の知恵を意味します。
本品はPCGS社によりMS63と高評価を取得。同グレードの中でも発行時の銀の輝きがそのまま残っており、非常に保存状態の良い一枚。
静謐な神秘を宿したコインです、ぜひコレクションにお迎えください。
発行年:1937年(チベット暦16-11)
国:チベット
額面:3スラン
銀品位:約90%
直径:約31mm
PCGS社:MS63
鑑定番号:50825255
LM-658C